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その「場所」は活用できないのか?自閉症の東田直樹さんに学ぶコンテンツ開発術

公開日: : 最終更新日:2016/06/11 コンテンツの生み出し方

自分にないものばかりを探し続けても何も生まれませんが、今の自分の「場所」を活用することで、差別化されたコンテンツを生み出せることを知ってほしいと思います。誰ひとり、自分と同じ場所に立っている人はいない。「今、ここ」、自分が今立っているこの場所は、他の人は誰も立てない貴重な場所なのだという認識を新たにしたいと思います。どんな人でも、唯一無二のコンテンツを生み出せる素地を持っています。

ノウハウを購入するときの、あの「弱い」気持ちは誰より知っているつもりでいます(重度のノウハウコレクターでしたから)、ただ、どこにも正解は無いことをどこかで理解しなきゃなりません。自分じゃない誰かの成功法則は、基本的にそのままあてはめられるようなものではないからです。

人生に方程式は無い!

自閉症の東田直樹さんに学ぶコンテンツ開発術

跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること
跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること 東田直樹

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東田直樹さんの存在は非常に感銘を与えました。
ちょっと長いですが、書評も書きました。

【書評】跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること 東田直樹

動画を見てみると、分かりますが、彼は重度の自閉症です。いわゆる「まともな」コミュニケーションは一切できません。ただ、コミュニケーションができないからと言って、内面に何もないわけではありません。内面には豊かすぎるくらいの感情(成熟した大人の感情)が渦巻いているのです。文字盤ポインティングという特殊な(お母さんが開発した)を使って、インタビュアーとコミュニケーションをとることができます。

東田直樹さんの本や動画を見ると、「自閉症」という呼び名は全く間違っていることが分かります。自分の中に閉じこもっているのではなく、表現する機能が一部損なわれているだけ。ただ、それだけなのです。私は彼のコンテンツに出会って、目が開けた人の一人ですが・・・このブログは、コンテンツメーカーとしてのノウハウを積み立てていますので、彼流のコンテンツ開発法についての洞察をお話してみようと思います。

自閉症の「中の人」

ヘンテコリン

東田直樹さんはすでに絵本作家としても活躍しており、大作家への道を確実に歩み出しています。

健常者でも、簡単ではない作家としての成功を手に入れようとしています。そんな東田さんのコンテンツとしてもっとも、インパクトがあるのは、やはり、自閉症児の内面を書き記した「跳びはねる思考」でしょう。今まで誰も入りこむことができず、そこにいる人の誰も発信できなかった「自閉症」の「中」から、東田さんは発信を始めたのです。

中学生の時に彼はそのコンテンツを生み出しました。

幸いにも親が早くから文字を書き表す直樹さんの才能に目をとめ、キーボードの使い方を教え込んだことで、道が開けました。言ってみれば、そこにあるのは貴重な「現地リポート」です。東田さんの場合は、自分が何を考え、何を感じ、何をしたいと思っているかを、いわば書き記すだけで、それは貴重なコンテンツになるのです。主に、自閉症児を持つ親にとって、そのコンテンツはどうしても知りたいものとなります。

東田さんは、自分が「壊れたロボットの中に閉じ込められている」ようだと語ります。同様の感覚を持つ誰にとっても、この状況は辛い。決して恵まれている「場所」ではない。ただ、そこから、その「場所」から、発信しようとした人は今までいなかった。だからこそ、そのコンテンツに非常な価値が生まれました。全世界から、東田さんに実際に会いに来ようという人がいますし、彼も世界中を講演して歩きます。

人とは大いに違っている、その「場所」にいるからこそ生み出せるコンテンツがあることを、東田さんは気付いています。

誰もが人とは違う「場所」に立っている

PhoTones Works #5525PhoTones Works #5525 / PhoTones_TAKUMA

文字どおりにも、比ゆ的にも、誰も同じ「場所」に立つことができません。そして、その目の先に見える風景は一人ひとり、驚くほどに違います。だからこそ、その視点で書き記すコンテンツすべてが価値を生みます。誰にとってどんな価値を与えるか(ターゲット)はよく考える必要がありますが、まったく意味を持たないコンテンツなどありません。自分に驚くほど自信の無い人が多いと思います。

まあ、比べるものではないけれど、東田さんよりも恵まれている(一般的に)という場所に立っている人は多いものですが、とらえ方によれば、どんな人が立っている「場所」もコンテンツになるということを是非知ってほしいと思います。

コンテンツメーカー について、このブログの中を是非熟読してみてください。

私は、超大量の読書家・元ネット本屋(文房具屋)・アフィリエイト経験者・コンテンツ販売経験者、自分の経歴、自分の「場所」をフルに活用して、コンテンツメーカーとして生計を立てていきます。私の方法を真似しても無駄ですね、全然、立ち位置が違うから。でも、誰もがコンテンツを生み出すことができること、そのことをこれからも訴え続けてきたいと思います。

東田直樹さんにはこれからも注目していきたいと思っています。

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