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パレスチナ問題と反戦主義と反米をマンガで読了。

公開日: : ノンフィクション, 書籍

9.11を思いだす日を越えたけれど、またアメリカがシリアを空爆するというのが話題になっています。イスラム国やテロに関連した話題は少なくありませんが、なぜ?あれほど中東で問題が生じ続けているのか。いったい何が発端になっているのかは、私自身に知識が非常に少なかったのですが、最近、ここに踏み込んで知識を得たいと考えました。

ただ、マスメディアも大きく報道しない問題です。海外のニュースサイトを見ていくと、中東問題は大きく取り上げられたりしていますが、日本メディアだと、非常に小さな扱いだったりする。各ジャーナリストに注目して、個人のメディアをよく見守らないと真実がなかなか分かりません(それも真実かどうかはわからないので、フィルターをかけながら調べる必要がありますが)

難しい問題に取り組むときは入門書から

鉄則として難しい分野・専門分野に取り組むときには易しい本から始めます。マンガがあればベストです。この本の場合、マンガというより、挿絵に文字がギッシリだったので、読み終えるまでけっこう時間がかかりました。

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山井 教雄

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アマゾンレビューでは、偏りがあると批判されていますが、反戦を訴えるなら著者の主観が入っても良いのではないかと私は考えます。

どんな歴史書でも実際に主観が入っていないものなど無いから。「事実」として、起きた出来事・起きた時期などは確証可能で、他の文献にあたりながら、総合的に事実をあぶりだしていくことができるので、まずは、考えるきっかけを頭の中にまけばよいのだと思います。

マンガと考えるとかなり難解ですが、アメリカを中心に据えた現代歴史の要約とみながら読むと中東問題を理解しやすいです。もともと、この本が最初にリリースされ、高い評価を受けていました。もちろん、こちらも読みました。

まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書) まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書)
山井 教雄

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ここ100年前後の歴史において、最初はイギリスが、そして第二次世界大戦前後から、急速にアメリカが世界を席巻していく様子が分かりますし、中東を軸にしながら物事が動いていることが分かるので面白いです。世界の出来事はバラバラに動いているようでありながら、実は、シンプルに読み解けるのかもしれないと感じます。

その流れで、この本を読みましたが(こっちはちょっと読みづらい?)、反アメリカのような気持ちになるわけですが、実際に大事なのは、どこか一国を貶めることではなく、世界全体の動きを冷静な目で見つめることかと思います。

戦争中毒―アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由 戦争中毒―アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由
ジョエル アンドレアス Joel Andreas

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まんが シリーズの山井氏が、この重要な問題をまんがの形で世に問うてきたのは、1991年のユーゴスラビア内戦がきっかけになっています。「まんがパレスチナ問題」のあとがきによると、もともと、ユーゴスラビアは人口2300万人「7つの国に囲まれた6つの共和国、5つの民族と、4つの言語、3つの宗教、2つの文字を持つ1つの国」と言われる複雑な国でした、自分はユーゴスラビア人だという意識を持つ人も5%しかいなかったそうです。しかし、不自然に民族意識がかきたてられた結果・・・国家主義的な人々が増え、民族浄化が始まり、多くの血が流されました。

その経験から、山井氏は次の3つのことを考えるようになります
(そして、そのエネルギーが山井氏を著作へと向かわせていると思います)

私は次の3つのことを考えました。

①民族および民族意識はその時の政治の都合により、人工的に作られるものだ。

②民族は命をかけて戦い、護るほど確固たる信念でもないし、崇高なものでも無い。

③今後、民族主義は国際的に広がり、人類にとってはガンになるだろう。私は反民族主義の漫画を書き続け、この流れに抵抗しよう。

・・・・

世界中に民族は約3000、言語は約5000あると言われています。でも国の数は200しかありません。どう考えても、各民族の自決、分離独立は不可能です。人種、民族の壁を越えて平和に共存する方法を一緒に考えてみたいと思うのです。

(まんが パレスチナ問題( 山井教雄 講談社現代新書)P266-267 あとがき

マスメディアに対抗することは、簡単ではありませんが、個人メディア、コンテンツメーカーとして立つ、一人ひとりの力も決して小さなものではなくなってきました。知識を得たらそれを自分の中で消化し、コンテンツとして、発信し続ける努力をあきらめるまい、再びそう思わせてもらいました。

賛否両論あろうとも、私は、世界が中東を舞台に再び混とんとし始めている今、この本を読んで本当に良かったと思っています。直接では無くても、私のコンテンツに影響を与えていきます。もっと「歴史」と「世界」に目を向けようという気持ちになりました。

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