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自営業に「出口戦略」など必要ない、ただそこで生きていく人たち。

公開日: : ネット自営業

deguti

最近、このエントリー
The Startupの梅木雄平さんにコンサルを依頼した結果wwww
を見て、出口戦略について改めて考えました。

そもそも価値観ちがうな~って。

まかり間違っても私なら、スタートアップの専門家に相談することなど
ありえませんが、もし相談してたら、
袋叩きにされていること間違いなしです(涙)

私のビジネス人生には数値も目標も何にもナイト。

私はこれまで有料でコンサルも依頼したり、
いろいろお金を払ってきたので
同じような経験をしていますので、その辺お話します。

そもそも「目標」が違う

何人かのコンサルを受けて、とてつもなく感じたこと。

「目標」が違うと教えることも違う。

ついでに言えば、正解とされることも違うわけです。

私の場合、自分の「目標」がはっきりしていない時に
受けた教えはすべて無意味になってしまいました。

コンサルや先生も、なんとか成果を出させるように
一生懸命してくださるのですが、いかんせん、こちらが
その「目標」に向かってコミットメントできないようであれば
何も成果が出るわけがないのです。

例えて言うなら、

取り組んでいる種目が決まっていないのに
コーチを雇うようなものです。

水泳にするか、やり投げにするか決めてないのに
その分野での一流のコーチを雇うようなもので
これはお互いにとってストレスな結果になります。

出口戦略なんて考えたことがなかった

私も経験があります、

私は自営業の一家に生まれましたから
出口戦略なんて考えたことすらなかったわけです。

・セミリタイヤ
・投資をしてお金を働かせる
・金持ち大家さん

なんて、まったく念頭にないのです。
ほんと、笑われるかもしれませんが、
考えたことすらなかったです。

それこそ、私なんぞ、
お金持ち父さんからすれば、見下される種類の人間ですがw

自分+家族の規模で、なんとか(ゆうゆうとではなく・・汗)
お仕事を毎日しながら生きていく・・・
セミリタイアとか、資産家とかにもならずw

ただ、自営業の日々もそれなりに「豊か」ではないかと思うわけです。

コンサルの席では、ひたすら投資を勧められました。
つまり今の事業をどのように育てて、それを手放して、
どのように「資産」を働かせて、それを大きくしていくか。

だから、手塩にかけて育てた企画・サイト・事業を、
どうやって人に任せて、どうやって外注や社員を使って、
どうやって自分が全く関わらなくても価値を生むように仕立て
どうやって自動的に稼ぐかを教えられました。

だから、今利益出てるとか関係無いわけですよね、
今後の見通し甘いよねって感じなわけです。

全額、投資しなさいと。

でも、そもそも、

それは私のゴールでは無かったわけです。

貧乏父さんの私にとっては。

私はスモールビジネスを大切に育てて、
いわば、自分で稼ぐ力を堅実に築いていくことが
目標だったわけで、自分ではなく資産を働かせる・・
そういう考え方を持てませんでした。

「愚かだね、分かってないな、これだから貧乏人はね」

という気持ちでコンサルが私を見ていたのは分かってますが
価値観というのは、ほんと様々です。

出口ばかり考えて現在に留まれない人

そもそも、出口ばかりを考えている人は「起業家」かもしれないけど
誇りを持った「職人・プロ」にはなりえないわけです。
「金儲けのためには、そんなもん、いらないんだって」というのは
起業家の価値観であって、自営業の価値観ではありません。

ダン・ケネディのセミナーなどでもそれを痛烈に感じました。

彼は時計屋さんの話をしていたように思いましたが
二件の時計屋さんがあって、一件は10年たっても
ずっと時計屋さん一店舗、でももう一件は、どんどん
フランチャイズを広めて何百店舗・商売も、時計から
派生して宝石屋からサービス業から何十種類も扱い・・・

「みなさんどっちがいいですか?あなたはずっと時計屋ですか?
それで満足ですか?私たちは起業家じゃないですか?」

みたいな感じの講演だったと思います。
(詳細はだいぶ違うと思いますが、印象に残った点として)

や~違うなと思いました、私なら何十年も続く時計屋を選びます。
ペラっペラの時計屋のフランチャイズを広げるよりも、
唯一無二のサービスと技術、ネットの力を借りたレバレッジで
小さなお店をずっと維持していきながら、何年も何十年も
ひとつのお店を続けると思います。

そこに「価値」を感じます。

出口・成果(結果)ばかり見ている人はプロになれません。
イチローも素晴らしい成果を上げているのは、
今、彼が、プレーすることだけを考えているからです。

どうせ現役も続かないのだから、スポーツ用品店を経営し
それをフランチャイズにし、自分のブランドを立ち上げ、
自分をブランド化し、マネタイズばっかり考えていたら
どうなるか・・。

今の彼のプレーは集中力を欠く魅力ないものになるでしょう。

出口ばっかり見ていると、
今生きていて唯一存在している「現在」に留まれない人になります。

と、私は考えます。

投資、投資、を繰り返すうちに、結局最後は無一文で
死んでいくマネーゲームに取りつかれた人の話なら
いくらでも現代ビジネス史にあるじゃありませんか。

やっぱ「自営業」であり続けたい

金持ち父さんの思想も分からないわけではありませんが、
一番しっくりくるのはやはり「自営業」ですね。

うちは三代続く自営業ですから。

おじいちゃんが、文房具屋を起こし事業を拡大し、
父が、文房具屋を引きついて経営しなんとかつぶさず閉店し、
私が参戦し、いま、WEBとリアルでなんとか食べてる歴史です。

いつまでもひとつの業態で食べていけないなんてのは、
痛いほどよく分かっております。

昔は「炭鉱」が盛んだった時代、おじいちゃんは
道内を営業して歩き夕張や三笠から歌志内、稚内方面まで
手広く商売を広げたそうです。

炭鉱が終わり(まさかのインフラの変化)
お仕事は急速に縮小しまして、文房具の安売り?で活路を
みいだしたとのことですが、

これはおじいちゃんの時代ね。

文房具屋を父に継いでからは、
当然襲ってくる「通販」「値下げ」「廉価品」の津波の前に
どんどん業態を変化させなければならないことを悟りました。
これでいい!なんてことはない。

もう次から次へとスライムのように形を変え続けること、
これは自営業の生きる術です。

それは「出口」とかじゃなくて、生き残るための「変態」です。

*姿を変えるって意味ですよ!(変態)

とりわけ、現在携わっているコンテンツを作りだすお仕事は
自分で企画し、自分でマーケティングを行い、
自分で育て、自分で刈り取るお仕事です。

お仕事のほとんどが「自分」とひもづいています。

外注を使えとか、社員を雇えとか、もっと規模を大きくとか
いろいろ言われるものの・・・
(もともと店舗時代には社員も外注もいたわけです、10名以上)

私はこのビジネスを小さく小さく長く育てています。

これは、私にとって大切なものなのです。

古本屋のおやじの日常を知ってますか。
日々、本に囲まれて、本を読みながら店番のあの姿。

そもそも「出口」なんか求めて無いのです。

出て行きたくないんです。

ただ、そこで生きていきたいだけなのです。

わかるかな?わっかんね~だろうなぁ~~~

まあ、いいんだけど。

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