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毎日、仕事日記を書く効用は「目標」「目的」を見失わないこと

公開日: : 日記, 書籍, 目標

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仕事日記をつけよう

毎日、大量のお仕事に押し流されているうちに、今、自分のいる場所を見失ってしまう。そういうことが多々あります。一時期は、目の前の藪(ヤブ)を切り払って、必死で歩いている、そんな気持ちになることもアリ。体力とか、ともかく、気持ちに余裕がなくなるのは避けたいなと思って、自分の習慣を少し変えてみようかと手にとったのがこの本です。

仕事日記をつけよう

日記をつけよう!というのは、単純なアドバイスかもしれませんが、実践すると、少し心に余裕が出てきているようです。

一時期は毎日つけていた日記ですが、一度習慣がなくなるとなかなか復帰できませんでしたが、自己啓発のために・・読んだこの本で、再び目ざめました。最近は「目標」について毎日考えているわけですが、意外なくらいに、今自分が求めていることとピッタリきたので(シンクロニシティ??)楽しく読みました。
早速仕事日記をつけ始めましたが、私の刺さったところ、そして、実践した方法などを少々・・お話いたします。

仕事日記7つの鉄則

1 毎日書く
2 仕事を始める前に書く
3 最初のページに大きな目標、理想を書く
4 内容はなんでもいい
5 PCでもノートでもOK(とにかく毎日書いて読みなおすことが重要)
6 こまめに読みなおす
7 絶対他人に見せない
(P53-54)

私はこれまで、どうせ日記を書くならブログを書こうということで、少しでもサイトにして資産にするために、日記風ブログなどを量産したこともあります。しかし、海保さんが言うように、他人に絶対に見せないことを前提でなければ正直なことを書くのは難しいものです。実名や出来事もちゃんと書き残していかないと、日記をつけている意味がありません。 思い切って、ようやく、ちゃんとオフラインで日記をつける覚悟ができました。(昔は5年日記帳を使って書いてました、独り立ちしてから結婚する前までの5年つけていたので、今読み返すと・・ほとんど読み返さないですが、財産になってます

過去には日記の効用を色々身を持って経験しているのですが、改めて著者の提唱する方法で、つけてみようと思っています。 ちなみに、海保さんは朝日記を提唱していますが、私はやっぱり夜(寝る前・一日の総括)が一番良かったように思えますので、夜に書いています。明日の朝からのタスクや、計画も含めて。

さて、仕事日記で一番、大切なことは「目標」に毎日触れることです。

毎日、「目標」を再確認する

そして、もっとも重要なポイントは、 ノートの1ページ目に必ず「目標」「理想」を書くということです。これを毎日、日記を書くときに、確認します。ということは、毎日、毎日、「目標」を目にしているのです。これが大事だと言います。

ピグマリン効果が高まるのだとか。ちなみに、ピグマリンというのは、ギリシア神話のピグマリン王の物語からキているそうです。(理想の女性を彫刻し、それに惚れ込み、現実の女性になってほしいと思い続けてそれが実ったという話。かなりざっくりしていますが。)目標や期待を持っていると自然にやる気が引き出されて成績や成果が上がるという心理実験にもとづいて、効果が実証されているとのことです。

「ピグマリオン王のような「ああしたい」「こうしたい」という目標や願いがガイド役となり、あなたの思考や行動を目標達成に向けてコントロールしてくれるのです。目標を「書く」「あとから読み返す」仕事日記は、ピグマリオン効果がもたらす力をよりパワーアップさせたものといえます(P35)」

「目標や理想は、ささやかでも、壮大でも、何でもOK。自分が今思うことを素直に書きましょう。目標や願いは、いくつ書いてもかまいません。・・・さらに目標は、一年に一回年初に立てても、一ヶ月に一回立てなおしてもかまいません。変わるたび、心に浮かぶたびに、追加したり消したりしてOKです。自分の夢を叶えるために一番確実な手段は「日記に宣言すること」です。・・思いは頭のなかで考えているだけでは、あっという間に消え去ってしまいます。しかし、日記に書き残すことで、自分自身に「こんな資格をとってみたい」と宣言することになり、いつまでも記憶に残ります。(P67)」

必ずしも現実的である必要はなく、自分の願い・こうなりたいということ、無造作でいいのでどんどん1ページ目に追加し(または消して)いきます。やがて、自分がホントに願うことが、ノートにずっと書き記されていき、それを毎日見ているうちに、夢や目標が現実になり・・・これを日記を書くことで経験できるというわけです。すごいですね。

最初のうちは、なかなか「目標」を建てることも難しいものです。それならまずは「願望」でも良いので、なりたいこと、やりたいことを書く習慣を持っているうちに、それが、どんどん具体的になっていって「目標」に成長するというのもアリなのだと理解できました。

たとえば、最初に書き記すのは「英語を読み書きできるといいな」という稚拙な願望でもかまわないわけです。毎日それを目にしながらちょっとずつでも英語の勉強を行っていく際に、「自分は英会話ではなく、英語の本の翻訳に興味がある!」っていうことがわかって、じゃあ「英語の本を1冊年内に翻訳しよう」という具体性のある「目標」になり、やがて「翻訳者を目指そう」みたいに、道が定まっていくという可能性もあります。

可能性があるっていうか、人間の「目標」って、ほんとそういう感じで、最初自分が考えていたのとは、どんどん変わっていくわけだから、まずは「願望」でもイイ!とにかく「書く」習慣を、そして「見る」習慣を持とう!っていうのが正しいんじゃないか、というわけです。
まあ、これはあくまでも例ですが、誰に見せるものでもないので、ピグマリオン効果を狙いながら、毎日「なりたいもの」「実現したいこと」を書き記していこうと思います。やがて、効果は現れるでしょう。

失敗を記録し続ける

失敗を記録し続ける意義仕事日記のひとつの効用は、失敗を記録し続けて、その失敗を克服しようというもの。失敗ノートをつけている人は実は少なくない、成功者に。私の知り合いの敏腕経営者も、毎日、自分の失敗をノートに記録して、それを見なおしていると言ってました。資格試験の勉強本の中にも、間違えた問題を記録したノートを持ち歩いてチェックしているという人もいます。ポジティブ思考とは逆に行く視点ですが、間違いを記録し続けることには効用がありそうです。

「時間を記録すると、無意識にサボるということができなくなります。記録しようと思うと、どうしてもサボっている時間を意識せざるを得ないからです。私たちは、意識していないことは直せませんが、意識していることなら意識して直せます。意識することが「内省」を呼び、頭のなかのコビトを育てることにもつながります。(P139)」

この本では、その例として、レコーディングダイエットの岡田さんの話が登場しますが、食べたものを愚直に記録し続けることで痩せるという一時期話題になったあのダイエット法です。なぜ?痩せるかというと、記録することで、意外なくらい無駄に間食をしていることがわかるからです。コーヒーに砂糖を入れたり、ちょっとチョコを食べたり、ポテチを食べたり、ほとんどの時間に口に何かを入れていることに気づいたって。で、大事なのは「気づいたから直せる」ということなんです。

これと同じですね、自分の失敗も、その都度、過ぎ去ってしまえば直せません。もう一人の自分が客観的な視点で自分の行動パターン(生き方)を見た時に、改善点に気がつける、だから進歩するわけですね。

例えば、「毎日、寝起きが辛くて午前中はほとんど死んでる」とします(これは私です)、日記の記録を確かめていくと、「毎日、夜更かしして睡眠時間足りてない」ことがわかったりします。だったら、早く寝るという解決策を思いつくわけです。毎日、だる~~~っと言っているだけでは何も解決しませんが、自分の生活を客観視すると意外に、改善策を見つけることができるわけです。
まあ、これは「KAIZEN」に似ています。人生のKAIZENができるツールとしての日記というわけです。

日記を「読みなおす」効用

そして最後に、仕事日記は定期的に見直します。

私は5年日記をつけてましたが、5年前の今日、3年前の今日、など過去の日記と比べると自分の進歩(ときには退歩w)がわかってとても興味深いものでした。

「仕事で結果を出していくには、日記を必ず読みなおしてください。・・読み返したとき、目に飛び込んでくる言葉は、いつも同じではありません。今のあなたがもつ問題意識や状況にシンクロ(共振)している言葉が、自ずと浮かび上がってきます。・・・日記をつけ、読み返すと、「過去の自分」が「現在・未来の自分」にアプローチしてきて、解決策を教えてくれます。だから、目標達成へと着実に近づいていくことができるのです。(142-143)」

時をおいて、自分自身で読みなおすことで、さらに深い視点で自分を見つめ直せます。これは私も実感しています。そして、落ち込みにくくなります。正確に言うと、落ち込んでも立ち直りが早くなります。ネガティブになっていると、なかなか積極的に考えられないものですが、日記を読むと気持ちが積極的になれます。海保さんもこう言っています。

「スランプも、日記を読むことで乗り越えられます。・・・結果が出ない時でも、モチベーションを維持するために役立つのが日記です。「日記の最初に書いた目標」に注目し、達成度を考えながら日記を読み直すのです。そうすると「自分はこの時点まで到達できている。長い目で見れば、こんなときもあるさ」とスランプを肯定的にとらえられるようになります。(P150)」

良いときも、悪い時もあるのが人生です。悪い時も、良い時があったことを思い出せるだけで、ずいぶんと違います。悪い時は、今まで良い時なんて一度もなかったと思い込んでしまうことがありますからね。アドバイザーとしての第三者がいれば、事態を冷静に見るように助けることができたりするわけですが、日記は一人でもそれができるわけですね。

まとめ

仕事管理、目標管理にとても適した本でした。「日記」の効用は、どの本でも同じことが書かれていますが、より「目標」に向かって進むために、具体的な方法論が述べられていたのがヨカッタですね。毎日、目標を見返しながら、一歩ずつ、自分が願う未来に向かって進んで行きたい、そういうモチベーションを高めることが出来ました。


仕事日記をつけよう

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